『「高品質のオンライン対戦プレイ」を意識した秀作ボードゲーム』
本作品は、戦国時代の世界観を背景としたボードゲームだ。効果的に駒(武将)を動かし、占領価値の高い拠点(城や街)をいかに多く占領するか、その駆け引きを楽しむ。
特に、大兵力を持てる、もしくは、史実で有能だった武将が、ゲームを進める上で常に有用とは限らないようにしているルールが、ゲーム開始時に行う部隊の編成や、ゲームの展開に一定の緊迫感を生み出している。また、バックグラウンドでCPU同士の対戦を展開していることや、対人プレイ限定だがプレイヤーの思考時間に制限が設けられていることは、スピード感ある快適なプレイ環境を実現している。
つまり、オンライン環境下で、質の高い対戦を快適に楽しめるようシステムが構築された作品といえる。
本作品は、もちろん、タッチペンの操作がメインだが、その応答がやや悪い点と、一つの拠点に複数の駒が配置されている「スタック」状態での操作がしにくい点など、操作体系が泣き所ではある。
だが、お手軽かつエキサイティングに遊べて、自由度が高い本作品の完成度は、ボードゲームの作品の中でも高いと思われる。
「ぜひ遊んでほしい」と言わしめる価値のある秀作だ。